クラシックギターは生音が基本ですが、録音したり、ほかの楽器とセッションしたりするときにはアンプをつかうことがあります。また、SNSなどに演奏動画や音声をアップするにはマイクやアンプが必要。そんなときに便利なアンプがヤマハから登場します。「THR30IIA Wireless」というこのアンプ、クラシックギターに適したモードを持っているんです。
クラシックギター用のサウンドセッティングを用意
このTHR30IIA Wirelessの特徴はなんといっても、クラシックギター用音サウンドセッティングを持っているところ。
この手のアンプはアコギやエレキに適した音になっていても、それとは音が異なるクラシックギターに適したものになっていないのが普通です。クラシックギター弾きにはありがたい機能ですね。
ちなみに、サウンドセッティングは全5種類あり、
- 真空管マイク
- ダイナミックマイク
- チューブマイク
- クラシックギター・ナイロン弦ギターに最適なサウンド
- ライン入力に最適なフラットモード
があるそうです。
公式情報はこちらにあります:
ワイヤレスで使用可能
商品名にもあるとおり、ワイヤレスで使えるのも便利なところ。
Line6のRelay G10TIIというトランスミッターを使えば、かんたんにギターマイクとワイヤレス接続ができるそう。
また、マイク入力端子も新設され、直接つなぐことも可能です。
本体にはスピーカーが内蔵されており、バッテリーで駆動することもできます。マイク側もワイヤレスにすれば、ケーブルレスで楽しめそうです。
高音質での撮影から録音、編集、SNSでのアップロード・シェアができる
「Rec’n’Share(レックンシェア)」というアプリを使えば、THR30IIA Wirelessの高音質をそのままに、撮影から録音、編集、SNSでのアップロード及びシェアがスマホやタブレットからできてしまいます。
高音質な演奏動画の作成、ミックスや簡易編集、SNSへのアップロードまでをアプリ内でかんたんに行え、ユーザーの“弾いてみた”、“歌ってみた”といった演奏動画投稿をサポートしてくれるそうです。
最近はSNS上でクラシックギターの演奏動画を公開している人も多いですが、音質が悪かったり、編集のやり方がわからなかったりする方も多いかと思います。これを使えば手軽にできそうですね。
また、スタインバーグ社製の音楽制作ソフトウェア「Cubase AI」のダウンロード権もついており、パソコンで本格的な編集も可能です。
1台持っておくと便利なアンプかも
このようにTHR30IIA Wirelessは、単なるアンプにとどまらない機能を備えた、クラシックギターに適したモードを持ったアンプです。
今の時代はクラシックギターといえどもSNSなどに録音をアップする機会がありますし、自分の演奏を録音して聞くことはいい勉強になります。
そんな用途に最適な1台といえるかもしれません。1台手元に置いておくと何かと便利そうですね。
発売は2020年11月6日。価格はオープンプライスです。